女性たちが抱える大きな課題

両立を図るためのスケジューリング

ナースはキャリアを積み管理職に近くなればなるほど仕事と家庭の両立がうまくはかれないという問題を抱えてしまうものです。看護師長などは特にそうで、仕事と家庭の両立どころか仕事が8割ということもあります。もし、家庭を犠牲にしているという気持ちが自分にあるのなら、それはストレスとなり、よい仕事をしても満足度が半減してしまいます。

看護過程や物事の実行には計画と実行、評価・分析という循環があり、ワークライフバランスが図れるかどうかはやはり計画の時点から始まっているのです。看護の仕事が忙しいならば、まずは家族に実情を知ってもらわなければなりません。家族の協力なしには、常勤看護師の仕事は続けられないものです。

はじめにするべきなのは、カレンダーへの記入。年間スケジュールで決まっていることを家のリビングにある家族全員が見るカレンダーに書き込みます。最初はシンプルに優先順位などを考えずに、子供の始業式や修学旅行、学会や出張などを決まっているものを単純に記入します。さらに家族にもそれぞれに記入してもらい、ある程度記載がすんだら次は日々の生活をしながら3か月単位で修正や確認をしていきます。そうすることを繰り返すことで、仕事のスケジュールで無理をしている部分や見直すべき点が見えてきます。

それ以外に、仕事の手帳には仕事上のイベントや報告書の締切期限、会議日程などを入力し、余白には月中にしておきたい自分のプランや日時未定の企画をメモしておきます。その予定を毎月はじめに確認し、より詳細なスケジュールを組むのです。月単位が終わったら週の初めに予定を確認して、修正や追加を行います。その際、週の中でどこに仕事が集中するかを確認し、余裕があればできそうなことを記載しておくといいでしょう。ワークライフバランスを考慮した生活を送るためには、自分自身の生活スタイルを明確にしておくことが大切になります。

家庭と両立をするための方法を述べましたが、職場の中にはどんなに頑張っても忙しさから脱出できない場所も存在します。自分の生活スタイルを見返す暇もないほどに大変な毎日を送っているのであれば、転職を考えてみるのも一つの手です。そんなハードな環境で頑張ってきたスキルがあるのならば、好条件の職場に出会えるはずです。日々に流されてしまわず、自分の居場所は自分で決めましょう。転職したい気持ちがあるなら、ぜひこちらのサイトを活用してみてください>>>『ナースの結婚生活